「気力」を抱く

出来る事をやるには、気力は要らない。

要らないときには気力は生じない。

 

出来ないことをやろうとする時には、気力が要る。

だから出来ないと思われたことに、出来る可能性を見出しただけでも、気力はもり上がる。

 

出来ないことをやって行こうと決心すれば、気力は満ちてくる。

出来るようになったらやろうと考えていると、気力はなくなる。

 

気力があると疲れない、飽きない、体の力はフルに発揮される。

だから体の異常は正常にかえり、眠っている部分は目覚め、古くなった体にも新しい息が生じる。

 

気力を保つことほど、健康を保ち、体力を湧き起こすものは他にない。

 

どんな健康法も、不可能に挑むこと以上の「力」はない。

 

                               晴 哉