カラダからのサインを大切に

全身疲労と腰痛でお困りのIさん(50代:男性)が来院しました。

 

この半年間、ほとんど休みなく働き詰めで、気が付いたら腰が痛くて歩けない…とのことでした。

 

お話を伺っている最中、Iさんの右手だけが震えだしました。

ご本人には全く自覚がありません。

 

これはと思い、すぐに首に触れると筋肉が、鋼鉄のように緊張しています。

 

手や親指の震えは、脳への血流の悪さを表していることがあります。

放っておくと脳溢血や脳梗塞にも繋がります。

 

お身体を拝見すると、頭の先から足の指先まで、弛んで弾力のある、生き生きとしたところが見当たりません。

 

「いつ倒れても、おかしくない状態ですよ。」

 

「痛み」はカラダからのサインであり、無視し続ければ、ご自分の命を削る結果に陥ります。

 

まずはカラダの不調に敏感になる。そして日常の余分な「緊張」をそぎ落としていくと、忙しい業務も「楽々悠々」と処理できる、ご自身の能力に目覚めてきます。

 

そこにこそ、こころとカラダの余裕が生まれるのです……。

 

※このブログはIさんの了解を得て、掲載しております。