女性のからだは、生理と骨盤の働きが、密接に関係しています。
生理痛や生理前のイライラ、子宮の関わる婦人科疾患、不妊症などは骨盤の働きに強く影響を受けています。
女性の生理前の骨盤は、緊張し閉じていますが、生理が始まると骨盤が一気に弛み、開く状態となります。そして生理が終わるに従い、骨盤は元の状態に戻っていきます。
この骨盤の弛みと開きの自然な働きが、スムーズに行なわれない場合、生理痛や股関節痛など、不快症状が現れます。
骨盤の働きが鈍る原因は、日常生活の乱れや精神的疲労、激しい運動などが挙げられますが、特に見受けられるのが、頭の使い過ぎです。
仕事や家事に追われ、あれこれ考えすぎる余り、常に頭が忙しく、ずっと頭で湯を沸かしているような状態になります。すると下腹部に意識が降りず、骨盤の働きが鈍り、冷え性や身体の不調へと繋がっていきます。
少し頑張りすぎていると感じている皆さん、ゆったりと足湯などをしながら、気持ちを落ち着かせ、ポカンとする時間を是非とも設けて下さい。
骨盤の働きが自然と活発になり、頭とからだが弛む感覚が、きっと出てくる筈ですよ……。