背中の張りと痛みで、お困りのGさん(40代:男性)が来院しました。
建設業界でご活躍されているGさんは、一週間前から右の背中に痛みを感じ、整形外科を受診しましたが、消炎剤と痛み止めを処方され、仕事を続けてきました。
お身体を拝見すると、痛みを感じている右背中は、筋肉が強く緊張していますが、それだけではありません。
痛みを全く感じていない、左背中・両肩・腰全体も鉄板が入っているが如く、筋肉を固めてしまっています。
腕も脚も同じように、緊張しており、よく今まで、お仕事を続けてこられましたね……という状態でした。
男性の身体は女性と違い、極めて肉体労働に適した身体であり、使えば使うほど、筋肉はたくましく成長し、また痛みを感じ難くなります。
からだの痛みを自覚できない人は、からだを酷使したのち、脳溢血・脳梗塞・肝硬変などで突然、倒れることが多いと、整体では云われています。
「痛み」はからだから発せられる、危険信号。
からだの異常を、自ら感じる能力は、本来、誰にも備わっています。
どんなに忙しい時でも、からだからのサインを見逃さず、からだをいたわる時間と、こころの余裕を、持ちたいものです!
※このブログはGさんの了解を得て、掲載しております。